大正2年(1913) |
1月16日、島根県鹿足郡青原村(現日原町)に久保田金平、キクの第三子二男として生まれる。
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大正10(1921) |
山口県厚狭郡宇部村(現宇部市)の松田家の養子となる。
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昭和2(1927) |
14歳。油彩画道具一式を購入し、油絵を描き始める。 |
昭和5(1930) |
宇部中学校を卒業。東京美術学校を受験するが失敗。川端画学校に通いデッサンを学ぶ。
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昭和7(1932) |
東京美術学校(現東京藝術大学)西洋画科に入学。藤島武二教室に学ぶ。
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昭和10(1935) |
帝展第二部会に<婦人像>が初入選。
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昭和11(1936) |
文展鑑査展(新文展第1回展)に<休憩>が入選。
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昭和12(1937) |
東京美術学校油画科を卒業。五年間の計画でフランスに留学。パリのアカデミー・コロラッシュに通う。
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昭和13(1938) |
秋、ベルネーム・ジュヌの「在パリ日本人画家展」に出品。 |
昭和14(1939) |
第二次大戦始まる。
在留邦人の帰国勧告によりイギリス、アメリカを経由して帰国。 |
昭和15(1940) |
宇部市の緑屋百貨店で「滞欧作展」開催。
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昭和16(1941) |
国画会第16回展(以後、国展)に<ストーヴ><地図>が初入選。
以後毎年出品。
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昭和17(1942) |
29歳。山口師範学校(現山口大学教育学部)美術教師となる。
第17回国展に<集団アトリエ><枯霞草><或るゑかき>を出品、国画奨学賞を受賞。 |
昭和18(1943) |
山口師範学校を辞職し上京。
パリで知り合った吉川精子と結婚。横浜市に新居を構える。
第18回国展に<窓><家>を出品。国画会会友に推挙。
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昭和26(1951) |
第25回国展に<内海風景><祝島風景>を出品。国画会会員に推挙。
実母久保田キク死去。
この年、東京銀座・フォルム画廊で初めての個展を開催。同画廊での個展は、以後、定例化する。 |
昭和27(1952) |
家族を伴い上京。大田区から、年内に世田谷区玉川用賀に転居。 |
昭和30(1955) |
昭和44年までNHKフランス語講座等(ラジオ)のテキスト表紙絵を担当。 |
昭和32(1957) |
宇部市・明幸堂画廊で郷里で初めての個展を開催。
同画廊での個展は、以後、昭和55年頃までほぼ定例化する。 |
昭和33(「1958) |
第2回国際具象派展に<海浜><綾取り>を出品。
以後、昭和37年の第4回展まで出品。 |
昭和47(1972) |
日本洋画商協同組合72年展に<少女>を出品。以後、定例化する。 |
昭和53(1977) |
銀座・フォルム画廊と現代画廊で個展を同時開催。
以後、定期的な個展では油彩画はフォルム画廊、素描は現代画廊で発表することが定例化する。 |
昭和57(1982) |
直野進の同道で四十数年ぶりにパリを再訪。 宇部市・清画廊で「開廊二周年記念ー松田正平・宮崎進展」。 |
昭和58(1983) |
「松田正平画集」がフォルム画廊から刊行される。 銀座・松屋で「松田正平画集出版記念展」。 |
昭和59(1984) |
新潮文芸振興会から第16回日本芸術大賞が贈られる。 現代画廊で日本芸術大賞受賞記念個展。宇部市・菊川画廊などを巡回。 フォルム画廊で日本芸術大賞受賞記念個展。 |
昭和60(1985) |
日本テレビで「人生の中の美しさー松田正平」が放映される。 宇部市文化会館で「第16回日本芸術大賞受賞記念ー松田正平展」が開催。 横浜そごうで「香月泰男・松田正平二人展」が開催。 |
昭和61(1986) |
山形市・いながわや画廊で「美の世界ー松田正平展」(フォルム画廊企画)。 昭和61年度宇部市芸術文化特別功労賞を受賞。 |
昭和62(1987) |
山口県立美術館で「松田正平展」が開催される。
NHK「風の吹くまま〜松田正平の世界〜」が放映される。 |
昭和63(1988) |
岡山県立美術館の「瀬戸内風景ー近代画家の日」展に出品。 |
平成元(1989) |
宮城県美術館の「洲之内コレクション展ー気まぐれ美術館」に出品。 |
平成3(1991) |
山口県立美術館の「戦後洋画と福島繁太郎ー昭和美術の一側面」展に出品。 |
平成5(1993) |
80歳。平成5年度山口県選奨(芸術文化功労)を受賞。 |
平成6(1994) |
愛媛県立美術館の「日本近代絵画の一展開ー具象表現を求めて」展に出品。 |
平成9((1997) |
東京・目黒区美術館の「気まぐれ美術館ー洲之内徹と日本の近代美術」展に出品。
兵庫県立近代美術館、成羽町美術館、愛媛県立美術館など巡回。 |
平成12(2000) |
NHK「本物の油彩が描きたい〜洋画家・松田正平」が放映される。
平成12年度地域文化功労者文部大臣表彰を受ける。 |
平成14(2002) |
89歳。平成14年度文化庁長官表彰を受ける。 |
平成16(2004) |
91歳。宇部市文化会館にて「松田正平展」開催。 5月没。 |
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