抽象・コンテンポラリー
サム・フランシス、ジム・ダイン、タピエス、リキテンスタインの作品、略歴を紹介しております。画廊、ギャラリーリッチ(大阪)では、各作家の絵画を販売しておりますので、お気軽にお問い合わせください。また、現在作品が紹介されていない作家もお問い合わせいただければ、お取り寄せ可能か判断し、ご連絡いたします。
ジム・ダイン(1935〜)
作家略歴紹介
本名:Jim DINE
作品に登場する浴室、バス・ローブ、ネクタイや靴、大工道具といったオブジェやそのイメージから、彼はポップ・アートの作家とみなされるが、これらは大衆社会の図像というより、自己の日常を反映したものであり、多分に自伝的要素が強い。
版画は最初のハプニングの記録として始められているが、その後コンパイン・ぺインティングと並行するように、バス・ローブや大工道具をテーマとしたリトグラフやエッチングが制作された。
1935年 |
アメリカ、オハイオ州シンシナシティに生まれる。母方の祖父はポーランド人で木工道具店主。父も塗料や鉛管類の店をもち9歳〜18歳までそこで働く。 |
1953年 |
シンシナシティ大学で学ぶ。その後ボストン美術館大学、オハイオ州立大学で学ぶ。 |
1958年 |
ニューヨークに移住。 |
1959年 |
オルデンバーグと最初のハプニングを発表。 |
1962年 |
第3回東京国際版画ビエンナーレ展に出品。
<ニュー・リアリスト>展に出品。(シドニー・ジャニス画廊) |
1967年 |
ロンドンに移住。ニューヨーク近代美術館、アムステルダム・ステデリック美術館で個展開催。 |
1968年 |
カッセル・ドクメンタに出品。 |
1970年
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ホイットニー美術館で個展開催。 |
1978年 |
ニューヨーク近代美術館で個展開催。 |
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タピエス(1923〜)
作家略歴紹介
本名:Antoni TAPIES
1923年
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12月13日、バルセロナで生まれる |
1936 |
素描と油彩画を独学する。スペイン戦争 |
1942 |
ピカソやゴッホの模写を試みる |
1944 |
バルセロナ大学で法律を学ぶ |
1948 |
ジョアン・ミロと出会う |
1950 |
バルセロナで初の個展。フランス政府の奨学金によりパリに住み、ピカソと出会う |
1953 |
サンパウロ・ヴィエンナーレで受賞 |
1955 |
バルセロナで開催された弟3回エスパノアメリカ・ビエンナーレでコロンビア共和国賞を受賞 |
1958 |
第28回ベネチア・ビエンナーレに個展形式で出品し、ユネスコ賞と
デヴィット・ブライト財団賞を受賞。
ピッツバーグのカーネギー協会より最優秀賞を受賞 |
1966 |
マントン・ビエンナーレでフランス政府大統領賞を受賞
第15回国際美術評論家会議より金賞を受賞 |
1979 |
バルセロナ市民賞を受賞。ベルリン美術アカデミーの名誉会員に選ばれる |
1981 |
ロンドンのロイヤル・カレッジ・オブ・アートより名誉博士号の学位を授与される |
1984 |
バルセロナにアントニ・タピエス財団が設立される
スペインの国際連合協会より平和賞を受賞 |
1988 |
バルセロナ大学より名誉博士の学位が授与される |
1990 |
日本美術協会より 高松宮殿下記念平和文化賞絵画部門を受賞 |
1992 |
セヴィーリャ万博でカタニャール館のために巨大壁画を制作する |
1996 |
日本で回顧展開催。丸亀市猪熊弦一郎現代美術館、新潟美術館、群馬県立近代美術館、キリンアートスペース原宿で開催 |
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リキテンスタイン(1923〜1997)
作家略歴紹介
本名:Roy LICHITENSTEIN
コミック・ストリップ(連載漫画)のイメージを拡大して引用した一連の作品によって知られるポップ・アートの代表的作家の一人。リキテンスタインの名からはコミック・ストリップの連作のみが連想されることが多いが、彼の制作はもっと幅広く様々なテーマにわたっている。 60年代には爆発や風景、ブラッシュストロークなどが同様の手法で描かれ、ブラッシュストロークのシリーズからは個性と一回性が強調された抽象表現主義のブラッシュストロークが印刷を介して非個性化、複製化されていくというリキテンスタインのアイロニーがうかがえる。また一環して行われてきた美術史からの引用、過去の巨匠のパロディは80年代にあってはアプロプリエーションの先駆として位置づけられるかもしれない。また近年は立体作品、壁画等にも取り組んでいる。
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作家略歴紹介
本名:Antoni CLAVE
1913
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バルセロナに生まれる。
12才から18才までの間、郷里の美術学校で学ぶ。 |
1932 |
スペイン内乱で共和国側にたちフランスに亡命。
パリとロンドンで舞台デザインの仕事を行う。 |
1944 |
パリ国立美術協会特別賞受賞。
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1946 |
シャンゼリゼ劇場、オペラ座などの舞台装置を担当。
レンブラント、ゴヤ、ボナール、ルオー、ピカソに惹かれ、特にピカソとの出会いは、彼に大きな影響を与えた。 |
1952 |
ハリウッドでセット美術を手掛ける。
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1954 |
版画作品がベネツィア・ビエンナーレでユネフスコ賞受賞。
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油彩のほか銅版、リトグラフを制作。色彩石版画集『パンタグリュエル』『トルバドール(吟遊詩人)』などの他、単品版画作品の制作数は多い。
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