海外の巨匠
ラプラードの作品、略歴を紹介しております。
画廊、ギャラリーリッチ(大阪)では、ラプラードの絵画の販売・買取をしておりますので、お気軽にお問い合わせください。
また、現在作品が紹介されていない作家もお問い合わせいただければ、お取り寄せ可能か判断し、ご連絡いたします。
作家略歴紹介
本名:Pierre LAPRADE
1875年、南仏ナルボンヌに生まれる。
パリに出て最初、エコール・デ・ボザールに入るが、
アカデミックな教育になじめず、まもなく、ここを去りカリエールのアトリエに通う。
しかし、もっぱらルーブル美術館でジョルジョーネや、ワトーを研究した。
また、ポスト印象主義、とくにセザンヌに影響を受けている。
カリエールのアトリエで知り合ったマティスやドランとの交友の中から、
サロン・ドートンヌの創設、さらにはフォービズムと係ることとなるが、
その強烈な色彩には興味を示さなかった。
むしと、穏やかで優しい表現で、また、時にはメランコリックな風景画や
センチメンタルな室内がで愛好者の人気を集める。
1907年以降、イタリアをしばしば訪れ、かの地を愛するとともに、
イタリアの画家からも影響を受ける。
さらに、ポール・ヴァレリー、プルースト、フロベール、モーパッサンなど数々の詩人、
小説家と親しく交わり、彼らの書物のために多くの挿画を残している。
水彩や版画で描いたもので、いずれも軽妙で優れた作品群である。
比較的平穏に充実した人生を送り、自宅のあるパリ近郊のフォントネ=オー=ローズで没。
56歳だった。
灰色を基調に落ち着いた色彩で、室内や静物画、田園やパリ風景を描いた。
油彩のほかに水彩や親交のあった詩人のために挿画も多く残している。
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