アールデコ・アールヌーボー
デコルシュモンの作品、略歴を紹介しております。
画廊、ギャラリーリッチ(大阪)では、デコルシュモンの絵画の販売・買取をしておりますので、お気軽にお問い合わせください。
また、現在作品が紹介されていない作家もお問い合わせいただければ、お取り寄せ可能か判断し、ご連絡いたします。
デコルシュモン(1880〜1971)
作家略歴紹介
本名:フランソワ・エミール・デコルシュモン(Francois DECORCHEMONT)
父はパリの国立工芸学校の教師で、彫刻家。
デコルシュモンも国立工芸学校で学び(1896〜1900)、卒業後は両親の家に小さな窯を作って、陶芸を始めた。
彼は、硅砂と鉛と金属酸化物などを使ってガラスの素材を作ることからはじめ、さらにそれを粉砕して、マルメロの実の液で練り、それを型の中につめて焼成するという方法を考えた。
この時、一度溶かしたものを窯から取り出し、さらに追加のガラスを充填して再焼成する。
粉末ガラスは、溶けると容量が減少するからである。
彼はその後、七宝釉や金属酸化物を型の方に薄く塗布して発色させる方法や、蝋型鋳造法、表面の研磨法なども開発して、生涯パート・ド・ヴェール作品を制作し続けた。
不透明、透明の素材とも、彼の手になったパート・ド・ヴェールはみごとな造形表現が与えられている。
また、1930年代からは、パート・ド・ヴェールのステンド・グラスを制作している。
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